こんにちは、阿生です。武漢からのトランジットを経て、貴州省は貴陽に到着。貴州の名物料理・酸湯魚を貴州人の友人たちと食べに行きました。白酒飲みながら食べる貴州料理は最高...。
老凱俚酸湯魚
「貴州へようこそ!」と貴州の空港の出口で声をかけてくれたのは王さん。上野で王さん私家菜という中華料理店を経営するオーナー王さんのお兄さんだ。貴州に行く数週間前、王さんに「今度貴陽に行くんだけど、どこか美味しいお店はありますか?」と聞いたらなんとお兄さんが案内してくれることになったのだ。中国の友人が地元を紹介してくれるときの情熱はめちゃくちゃ熱くて、あまりの熱量の高さに申し訳なくなったことは数えきれない。
王さんと王さんの友人夫妻も合流して、名物の酸湯魚を食べに行くことに。王さん曰く、貴陽で一番人気の老凱俚酸湯魚というお店へ。千と千尋の神隠しに出てきそうな赤い提灯がきれいな外観。
さっそくテーブルに座り、王さんが注文してくれる。看板メニューの酸湯魚はスープこそ赤くて辛そうだが、トマトの発酵スープなので四川の麻辣火鍋のような辛さではなく、発酵の酸味がなんとも癖になる味なのだ。魚はライギョやナマズのような川魚を使う。今回は王さんのおすすめで黄腊丁というナマズ系の魚に。他には豆腐や野菜を入れていただく。タレは唐辛子やネギ、ピーナッツ、腐乳などがはいったもの。このままだと混ざらないので、少しスープを入れてかき混ぜる。
黄腊丁は臭みもなく、舌触りがなめらかで柔らかく美味しい。トマトの酸味が効いたスープと合う。
他にも頼んでくれた貴州料理。
ドクダミの根の冷菜。慣れてしまうとドクダミの特有の癖がたまらない。ムシャムシャ食べていたら「貴州人意外でこんなにドクダミの根を食べるやつなかなかいないよ!」と王さん。
これは巻粉という米粉で作ったフォーのような麺にトマトソースがかかったもの。ぴろぴろした食感が美味しい。
貴州の小吃3種盛り。揚げ豆腐に唐辛子やネギなどでつくったタレを付けて食べる豆腐圆子に、四川でも食べられているきなこと黒糖蜜がかかった揚げ餅の糍粑、じゃがいもコロッケのような洋芋粑。
腊肉(干し肉)を蒸した腊味合蒸。お酒によく合うおつまみ。
そして貴州に来たら飲まねばならないのが白酒!王さんが持参した茅台の白酒を開封し、男3人で飲んでいく。最初は小さなグラスに毎度注いで乾杯!して飲み干していたが、後半戦になってからは「こんな小さいグラスじゃめんどくさいから、これで飲もう!」と小さなグラスに注ぐための、中くらいのグラスで飲み始めた。終盤は頭がフラフラしかけたが、なんとか3人でボトルを1本飲み干して、「阿生、酒飲めるな!」という褒め言葉を王さんからいただいた。
白酒を飲み干したところで、一次会はお開きになり、王さんの友人の兄弟が経営しているバーで飲み直し、さらに友人が経営しているホルモン焼きの店でシメまで食べて、貴陽の夜は過ぎていったのであった。王さん、王さんの友人の熱いご招待のお陰で貴州について数時間で貴州が大好きになったのでした!!
今回、案内してくださった王さんの弟さんが経営する王さん私家菜はこちら。貴州料理が食べられます!
お店情報
場所はこちら。
店名:老凯俚酸汤鱼(省府店)
住所:贵州省贵阳市云岩区省府路石板街12号
それでは再見〜!!