東京で中華を食らう

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阿生香港探店④ 漁村のある大澳で生姜ミルクプリンを食らう

こんにちは、阿生です。週末に香港の漁村に行ってきました。海上に建てられた高床の棚屋が残っているのどかな町並みをぶらぶらしてきました。ランタオ島の端にあるので少し交通が不便ですが日帰り旅行にちょうどよかったです。

大澳

場所は香港の西側に位置するランタオ島のさらに西端。MTRで東涌駅まで行き、そこからバスで大澳へ向かった。MTRで約1時間、バスで約1時間なので片道2時間弱のわりと長旅だ。東涌からは大澳へのフェリーも出ているようだけど、この日は台風が近づいていたこともありバスで行くことに。

 

こちらが大澳の漁村。香港の高いマンションに囲まれた家から2時間弱でこんなにも雰囲気が変わることに驚く。大澳は東洋のベニスとも呼ばれているようだけどベニスよりはタイとか東南アジアに近い雰囲気。この水上の建物にいまでもまだ人が住んで暮らしているのがすごい。一時期は取り壊される話もあったようだが、このままずっと維持されてほしいものだ。

商店街のようになっている通りをぶらぶら歩く。台風が近いのでこの日は多くの店がクローズしていて残念。人が少ないので猫と戯れる。歩いているとカチャカチャと音が聞こえてきて、なにかと思えば麻雀牌を並べる音。おじちゃんが店番もそっちのけで麻雀に勤しんでいた。

 

 

今は観光業がこの街のメイン産業のようだけど以前は漁業で生計を立てていたので今でも市場ではエビやイカ、魚を干したものが売っている。鹹魚(干した塩漬けの魚)や蝦醬(エビの塩漬けソース)は大澳の特産物。

 

1時間くらい散歩してから腹ごしらえということで、適当に茶餐廳に入った。スパムと卵がのったライスヌードルと藍妹啤酒(Blue Girl Beer)を注文。あっさりスープとスパムの塩気がちょうどよい。場所柄もあってか、店にいる店員、客みながまったりとしていてゆっくりとした時間が流れていてよかった。

 

食後はデザートを、ということで散歩中に気になった正記というスイーツのお店へ。豆腐花と迷ったが、醬汁撞奶(生姜ミルクプリン)に!テラス席で棚屋を眺められる特等席!醬汁撞奶は生姜の絞り汁にミルクを注ぐと生姜の酵素にミルクのタンパク質が反応してプリン状になる不思議な食べ物。

 

この黄色いのが生姜の絞り汁で、奥で店員さんがミルクを温める。そしてミルクをお椀に注ぎ蓋をして数分待つと、ぷるっぷるのプリンになるのだ!

ミルクの甘味と生姜の辛味が合わさりさっぱりしていて美味しい。港式甜品(香港スタイルのスイーツ)の一つなので見つけたらぜひお試しあれ。

 

というわけで2~3時間、大澳を散策してまたバスとMTRを乗り継ぎ2時間かけて家まで帰ったのでした。長期滞在しているからこそ行ける場所にもっと行かなくては!

お店情報

場所はこちら〜

 

それでは再見~!!