こんにちは、東京で中華を食べる人です。最近は既存店舗ばかり巡っていましたが、久しぶりに新店舗が池袋にオープンしたと聞き、行ってきました。四川で2年前から流行り始めたという秤盘麻辣燙、美味しかったです。
滷辣辣
場所は池袋北口から徒歩数分。過去にもブログで書いた酸菜魚が美味しい成都姑娘などが入るガチ中華ビルの地下一階だ。少し前までは中国風ビビンバや春餅が食べられる店が入っていたのだが、どうやら同じく池袋北口にある串焼きの店、灶門坎に統合されてしまったようだ。ここの地下一階の店は半年ごとくらいのサイクルで店が入れ替わっている。
秤盘麻辣燙(chèng pán má là tàng)という料理がウリの店で、どうやら日本で初めて食べられるらしい。麻辣燙は中国にいた頃からよく食べていたけど、秤盘麻辣燙というのは初めて見たので調べてみると、四川省・成都の屋台のような店で売られている汁無し版麻辣燙のようだ。秤盘はその漢字の如く「秤(はかり)」の意で、具材を入れるおぼんが秤に似ていることから秤盘麻辣燙と呼ばれるようになったんだとか。2020年頃から四川省成都で流行り始めた料理らしい。しばらく中国に行かないうちに麻辣燙文化も新たなフェーズに突入していた……。というわけで、このお店ではそんな成都で流行っているという秤盘麻辣燙が食べられるのです。
以前、Timeoutで東京で食べられる麻辣燙の店6選の記事も書いたのでぜひご覧ください!
店内はテーブルが6つくらいの割と小さなつくり。木の椅子とテーブルから中国のローカル食堂感を感じる。
日本でも麻辣燙が食べられる店は増えてきていて、僕が大好きな楊國福ではショーケースからバイキングスタイルで野菜やら肉やらをとってボウルに入れていくのが基本。
この店では蒸籠の蓋みたいなお盆に自分が食べたい具材を冷蔵庫から選んでいくスタイルだった!これが秤盘なのか!
オープンしたてなので、本来は天井にかかっているはずの看板が床に置かれていた。値段は皿ごとに決まっていて、赤(ピンク)皿が400円、黄色皿が300円、ゴマダレが200円、ご飯が1人100円という具合。普通の麻辣燙に慣れている人からしたら少し高めの金額設定だ。これが物価上昇の影響なのか…...。赤皿は肉系、黄色皿は野菜系だった。1人5皿でちょうど1人前、3皿からオーダーできるとのこと。
羊肉串、団子盛り合わせ、豆腐、タケノコ、冬瓜の5つを選んでみた。あと麺を入れて、酸梅湯(梅ジュース)も頼んだ。2月3日まではオープン記念で半額だったので1000円くらい。
ご飯は100円でセルフで盛り付けるスタイル。
こちらがお待ちかねの秤盘麻辣燙!中国に留学した人がたいていハマる麻辣香鍋にも似たビジュアル。麻辣香鍋は炒め物だが、秤盘麻辣燙は具材を麻辣スープで茹でているので作り方は結構違う。
辛さはそこまで激辛というわけでもなく中辣くらい。心地よい痺れがあって、スープがないので、普通の麻辣燙よりも食べやすい!オーナーは「火鍋から具材を取り出した後のイメージ」と話していたけどまさにそんな感じ。右上に盛られたニンニクやピーナッツ、唐辛子で味変もできる。ジャンキーさでご飯が進んだ。焼きそばで白飯は食べられないタチだが、これなら全然食べられるぜ!口が少し痺れてきたら手作り酸梅湯を飲めば回復できる!
値段はやはり少し高めなので、2人くらいで来て、何種類か具材を選んで麻辣燙はシェアしつつご飯を食べるのがいいかもしれない。
というわけで日本初登場の秤盘麻辣燙、ぜひお試しあれ。2月3日までは半額だけど、もう予約がいっぱいで、2月6日以降は予約なしでも食べられるようになるとのことです。
お店情報
場所はこちら〜
それでは再見~!